| 研究課題/領域番号 |
16K04672
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| 研究機関 | 上越教育大学 |
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研究代表者 |
水落 芳明 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (40510053)
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| 研究分担者 |
八代 一浩 山梨県立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30312177)
高橋 弘毅 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (40419693)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | CSCL / アクティブ・ラーニング / タブレット端末 |
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| 研究実績の概要 |
科学教育研究（日本科学教育学会）に掲載された「アクティブ・ラーニングを協働的に可視化・共有化する授業観察ツールの開発」では、CSCLシステムを学習者用として用いるだけでなく、アクティブ・ラーニングを観察するツールとして活用する可能性を実証的に検証した。これにより、大勢の学習者がそれぞれ多様に展開するアクティブ・ラーニングを複数の観察者が観察し、観察した情報をシェアすることの可能性が示唆された。
また、科学教育研究（日本科学教育学会）に掲載された「タブレット型端末を利用した同期型CSCLによる思考の可視化がディベートに参加する聞き手の学習意欲に与える効果に関する研究」では、アクティブ・ラーニングとして例示されるディベートにおいて、CSCLを用いて、聞き手の意識を可視化することの効果について実証的に検証した。これにより、CSCLによって可視化される情報が学習者の学習意欲に効果的に作用する可能性が示唆された。
また、2017 IEEE/SICE International Symposium on System Integrationで発表した"Performance Analysis of edulog System"では、開発したCSCLシステムを利用することで、授業分析や授業の振り返りを行い、開発したシステムの紹介と性能評価を行い本システムの有効性を検討した。
さらに、2017 IEEE/SICE International Symposium on System Integrationで発表した"Machine Learning-Based Collaborative Learning Optimizer toward Intelligent CSCL System"では、学習者らの個性によって異なる最適な学び合いパートナーを、人工知能を活用して探索する手法を考案する研究について報告した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の目的は、アクティブ・ラーニングを支援するCSCLシステムを構築することである。
これまでに、学習者がアクティブ・ラーニングにおいて対話するパートナーを人工知能によって探究する方法の検討を始めている。
今後は、事例的な検討を重ね、システムをブラッシュアップしていく予定である。
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| 今後の研究の推進方策 |
学習者がアクティブ・ラーニングにおいて、対話するパートナーを人工知能によって探究する際、人工知能に学習させる条件をどのように決定していくのか、事例的な検討を重ね、学習効果の検討と合わせてシステムをブラッシュアップしていく。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
参加を予定していた国際学会が他の予定の日程が重なったため、参加人数を縮小したため。
今後は、CSCLの新しいバージョンを開発し、実践調査を充実させるために使用する。
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