研究課題/領域番号 |
16K04697
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
吉村 直道 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (90452698)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 構成的学習及び教授的学習による問題解決の実施 / 2ヶ月後・半年後の理解状況調査 |
研究実績の概要 |
研究1年目として、まず8月に3名ずつ2グループの大学生(計6名)に対して6題の問題を課し、教授的な学習と構成的な学習の2つのタイプに分けながら、問題解決をしてもらった。その一連の活動を記録するとともに、その問題解決の過程をプロトコルに書き起こした。そして次に、2か月後と6か月後の2回にわって、その解決結果と解決過程がどのように理解されているか、インタビューとアンケートによって調査した。 加えて、この調査に取り組むにあたって、パイロット的に行った同様の調査から導出された仮説を、1月に開催された全国数学教育学会にて研究発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定では、今年度、教授的学習及び構成的学習による問題解決の実施と、その解決結果と解決過程の理解の状況調査を年度内に2回行うことにしていた。 ほぼ予定通り、8月に大学生を対象にその問題解決を実施し、10月に2か月後の経過調査を、そして、2月に半年後の経過調査を行った。 そして、1回目の研究発表を、1月に全国数学教育学会にて行った。 以上の進捗状況をもって、おおむね計画通りの進展であると判断している。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は、8月に1年後の経過調査を行い、その結果の集計および分析・考察を行う。 そして、この1月に研究発表を行った仮説をもって、2か月後、半年後、1年後の調査結果を分析・考察し、理解状況の変容についての教授的学習と構成的学習の比較研究の成果を、来る1月の全国数学教育学会にて発表していきたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査を実施した際、資料整理として作業補助の要員を予算に計上していたが、その整理することなく、契約でデータ保守の確約がとれたため、今回は生データのままプロトコル作成を業者委託した。そのため、資料整理等の費用支出を押さえることができた。
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次年度使用額の使用計画 |
H28年度、研究遂行に最低限必要な統計処理のソフトウェアの購入を行ったが、今回のこの次年度使用額を利用して、多変量解析やテキストマイニング分析等も行うことができる統計ソフトをそろえ、より質の高い研究の遂行ができるよう、活用していきたいと考えている。
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