研究実績の概要 |
研究の総括年度である2019年度は、2018年度までに整えて充実させて協同学習環境における検証結果に基づいて精緻化した、(1)問題解決の分業化による互恵的な学習体制、(2)公正で共感的な参加とピアレビュー、(3)ジグゾー法による知識の全体像を感得する構造把握、という基本条件を活かした実践手法についての学術報告を行った。同時に、研究の総合的な成果の集約と更なる課題点の抽出、及び研究の総合報告を兼ねてその成果を研究発表した。具体的には、その中心的知見について,国際学会であるInternational Society for Mathematics and Science Education(ISMSE)においては「Advance of Collaborative Thinking in Arithmetic Teacher Training using Jigsaw Method」として学術研究発表を行い,その実績を公的に示すと共に,その知見を国際的に広く共有した。またその知見の一部を2020年7月に、第14回数学教育世界会議(14th International Congress on Mathematical Education(ICME14)の Topic Study Group 28 にて国際研究発表する申請を行い査読の上で既に受理されているが、同学会の開催は covid-19 関連で2021年度に順延されている。
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