期間延長に伴い、日本国内の多文化地域(大阪市、豊田市など)へ、行政、学校、NPOなどへの訪問調査を行なった。また必要に応じて、教員、NPIO代表などに、学校や地域の多文化共生に関わる取り組みについてインタビューした。その結果、いわゆる三つの壁(制度、言葉、心)に関する在住外国人の多様な感じ方、課題があることがわかった。そして、これらを教材化する資料とすることができた、 また、格差社会については、フェアトレードすごろく教材を昨年度に作成したが、教材としての活用方法に関する内容研究を継続して行った。本科研費の活用ではないが、オーガニックでフェアな取り引きの起業化を図っているタイの農村およびそれを支援するNPOを訪問し、フェアトレード教材の具体性をタンプできるようにした。
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