本研究の目的は、数学的視点を取り入れた環境教育に関する学習教材を開発・実践することであった。具体的には、児童・生徒が数学的視点から環境問題に対する理解を深める教材を開発・実践することを通して、教材開発・授業実践の過程を検証した。そのため3つの教材開発を行った。(1)白川郷と五箇山の合掌造りの題材に関する教材開発。(2)水道の利用と電力の利用の題材に関する教材開発。(3)富山県の交通実態の題材に関する教材開発。例示したように環境問題は複合的であるのが特徴である。児童・生徒の数学に関する意欲や関心が高まる地域教材の開発・実践ができた。
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