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2018 年度 研究成果報告書

伝統的な言語文化に関する教材の基礎的研究―笑いの視点から―

研究課題

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研究課題/領域番号 16K04765
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教科教育学
研究機関専修大学 (2017-2018)
岡山大学 (2016)

研究代表者

蔦尾 和宏  専修大学, 文学部, 教授 (50510765)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード国語教育 / 徒然草 / 宇治拾遺物語 / 枕草子 / 教材研究
研究成果の概要

「笑い」という観点から、新たな古文の授業の構築に資するべく、著名な教材(主として取り上げたの『徒然草』および『宇治拾遺物語』)の再解釈を試みた。結果、現行の教材においても、章段構成への着目、散文における掛詞的な言語遊戯(一つの言葉に二重性の意味)、著名な故事のパロディなどの視点に立脚することで、多くの教材研究が蓄積された現行教材においても、様々に「笑い」を誘う新たな解釈を行い得ることを明らかにした。

自由記述の分野

日本文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

『徒然草』における仁和寺僧関連章段を中心に、当該章段が様々な手法によって、実験的に構成されていることを明らかにしつつ、その成果を前提に、「笑い」という視点から新たな章段解釈を提示した。また、古代・中世は迷信の時代と児童・学生は捉えがちであるが、『宇治拾遺物語』から、神仏の指示やご利益に、人間の合理性から疑問を示す説話を分析したが、これは自ら考える力を育成する教材の基礎的研究である。

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公開日: 2020-03-30  

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