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2018 年度 実績報告書

小1プロブレム・中1ギャップを改善する接続カリキュラムの開発と実証

研究課題

研究課題/領域番号 16K04811
研究機関山形大学

研究代表者

三浦 光哉  山形大学, 大学院教育実践研究科, 教授 (10344780)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード接続カリキュラム / 小1プロブレム / 特別支援教育 / アプローチカリキュラム / スタートカリキュラム / 小学校1年生
研究実績の概要

本研究は、接続カリキュラム(アプローチカリキュラム、スタートカリキュラム)の開発と適用により、特別支援対象児(発達障害児、特別ニーズ児等)が保育所・幼稚園から小学校へ、小学校から中学校へとスムーズに移行できることを実証する。さらに、その接続カリキュラムを他地域でも実証し一般化を目指すことである。
本研究推進のために、教育・保育・医療・福祉等の各専門家の約20名で構成する「接続カリキュラムプロジェクト委員会」を組織して、「カリキュラム開発チーム」と「カリキュラム実践チーム」を設定した。
プロジェクト委員会は、研究モデル校園においてスクリーニングをして発達障害児等の早期発見に努め、特別支援教育が推進するよう指導助言を行った。また、教員等に対しても、発達障害児等への適切な指導支援ができるように「特別支援教育研修講座」を30時間企画して実施した。一方、カリキュラム開発チームは、保育所・幼稚園・小学校・中学校における現行のカリキュラムおよび教育・保育内容の現状と課題を検討する中で、新たな接続カリキュラム(アプローチカリキュラムとスタートカリキュラム)を開発した。そして、その接続カリキュラムを研究モデル校園で活用して、スムーズな移行支援を目指した。また、発達障害児等の特別支援対象児に対して支援計画3点セット(個別の教育支援計画、個別の指導計画、個別の移行支援計画)を考案し、それを作成して障害の改善・克服に取り組んだ。
これらの接続カリキュラム(アプローチカリキュラムとスタートカリキュラム)の活用により、小学校1学年と中学校1学年において、学習集中度の向上、不登校数の減少、いじめ認知度の減少、学力偏差値の向上など一定の効果が見られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小1プロブレムを防ぐ保育活動と小学校入学後の状況2018

    • 著者名/発表者名
      三浦光哉・濵野よしの・膳棚仁美・三井億登
    • 学会等名
      日本特別ニーズ教育学会

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公開日: 2019-12-27  

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