研究課題
本研究では、特別支援学校の教員の緊急時に対する知識・技術向上、医療機関との連携を促進させる「特別支援学校の実態に即した緊急時対応研修プログラム」を作成し、これを特別支援学校で実施することで、特別支援学校に在籍する重度の障害をもった児童が安全に教育を受けることのできる環境を作るために ①特別支援学校在籍児童の医療的な問題の実態調査 ②特別支援学校の実態に即した緊急時対応研修プログラムの作成 ③研修プログラム実施前後での状況調査を実施した。特別支援学校在籍児童の医療的な問題の実態調査では,非常に多くの教員が医療的ケアを必要とする児童生徒の担当となる時に不安を感じることが明らかとなった。一方で医療的ケアを必要とする児童・生徒の担当経験は不安を軽減させることから、安全な教育環境を構築するために特別支援学校の実態に即した「特別支援学校と医療機関の連携を促進する研修プログラム」を作成した。特別支援学校近隣の医療機関の医師が実施した。これにより特別支援学校と近隣の医療機関の医師との直接交流が行われ,そして地域のおける教育と医療の連携を促進され,健康上の課題を抱える児童・生徒が安全に教育を受ける環境を構築することにつながる。研修プログラム実施が短期間であったため教育と医療の連携が促進されたかを明確にすることはできなかったため,継続して行うことで効果を実証していくことが必要である。特別支援学校と近隣の医療機関との連携が促進されることが明らかとなれば,特別支援学校と中心医療機関との物理的距離がある地域における教育・医療連携のひとつのモデルとなることが期待される。
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とやま発達福祉学年報
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10.15099/00019727
Seminars in Thoracic and Cardiovascular Surgery
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