研究課題/領域番号 |
16K04839
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中岡 和代 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 助教 (90708017)
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研究分担者 |
倉澤 茂樹 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 准教授 (40517025)
立山 清美 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 講師 (70290385)
丹葉 寛之 藍野大学, 医療保健学部, 講師 (30531652)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 食 / 行動障がい / 重症度 / 尺度 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、自閉スペクトラム症(ASD)児の食に関する行動障がいの重症度を測定する尺度を開発することである。研究Ⅰ:仮尺度の作成、研究Ⅱ:尺度の開発(仮尺度を用いた調査及び項目選択)で構成されており、研究Ⅰを終え、研究Ⅱに着手している。
研究Ⅰ(仮尺度の作成)は手順1、2の順で実施した。手順1では、文献研究を行い、先行研究で報告されている「食に関する行動障がい」を抽出した。抽出された「食に関する行動障がい」について専門家会議にて検討を重ね、仮尺度の項目案を作成した。手順2では、手順1で作成された仮尺度の項目案についてアンケート調査を行った。対象はASD児の養育・保育・教育・療育・リハビリテーションに携わっている者とし、①追加項目、②わかりにくい表現が含まれる項目、③その他の3点について回答を求めた。返送されたアンケート結果をもとに専門家会議にて項目の検討を行い、加えて修士課程以上を修了した作業療法士5名以上で仮尺度を構成する質問項目の表現を検討した。最終的に仮尺度を構成する質問項目は103項目となった。
研究Ⅱ(尺度の開発(仮尺度を用いた調査及び項目選択))は研究Ⅰで作成された仮尺度を用いて調査を実施している。対象は3~18歳のASD児の保護者、データ収集内容は基本情報、仮尺度、育児負担感指標、ASA旭出式社会適応スキル検査、感覚プロファイル短縮版、日本語版対人コミュニケーション質問紙である。現在300名程のデータを回収している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね順調に進展している。 計画通りに研究Ⅰを終え、研究Ⅱに着手している。
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今後の研究の推進方策 |
予定通り2年目の計画を推進する。 平成29年度は、研究Ⅱ(尺度の開発(仮尺度を用いた調査及び項目選択))を継続して実施する。データ収集が終わり次第、データ分析に入る予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査を平成28年度から平成29年度にかけて実施する。当初は平成28年度に全ての検査用紙を購入予定であったが、購入を2回に分けることになった。
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次年度使用額の使用計画 |
検査用紙の購入や郵送費として支出する予定である。
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