研究課題
本研究は3部構成である。第1部においては、行動支援に携わる支援者が持つ問題に対する帰属スタイルと行動支援に関する基礎知識を評価するツールを開発した。第2部においては、支援者が行う行動支援計画の立案をサポートする介入手続きのデータベースとその データベースを関連づけたアプリケーションの開発を試みた。第3部においては、教育現場において、行動支援計画の立案や実行を主導し、 他の支援者に対してサポートとフィードバックを提供するスーパーバイザー(SV)を養成するための研修プログラムを開発し、効果検証を行う予定であった。データベースの作成については、発達障害児者、知的障害児者の行動支援に関わる行動支援をテーマとした論文が掲載されているジャーナルをピックアップし、系統的レビューを行った。また、データベースと関連付けられたアプリケーションの開発に向けて、予備的なシステムの構築とテスト試行に着手し始めた。データベースの完成とアプリケーションへの紐付けを目指し、小学校教員と特別支援学校教員を対象として予備的実践を実施する計画であったが、コロナ禍の影響もあり研究期間延長を繰り返したが、予備的実践を計画通りに進めることがほぼできなかった。最終年度はコロナ禍による様々な制限が緩和された後に備え、研究フィールドの開拓とデータベースの洗練化を行った。ピックアップしたジャーナルから関連論文のリストを作成するところまで作業を進めることができ、内容を分析し具体的なデータベースを作成する段階にまで至った。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
臨床心理学
巻: 22 ページ: 444-448
巻: 22 ページ: 425-430
International Journal of Positive Behavioural Support
巻: 12 ページ: 4-18
巻: 12 ページ: 19-28