エルミートガウシアンビームに対応する第二高調波発生に関する非線形波動方程式の数値計算コードに偏光回転をベクトル量に対応させると同時に、ベクトルビームの空間分布と偏光分布及び方位方向の位相分布を新たに加えた。複雑な偏光状態のベクトルビームを 用いた非線形光学の理論及び数値解析に必要な基礎的な数値解析手段を確立できた。また、二つのマイケルソン干渉計を同一の光学系で立体的に構成したヤング・ツインマイケルソン干渉計を考案し、レーザービーム波面の安定した計測の可能性を検証する実験では、ツイン型マイケルソン干渉計で計測精度として1nm以下の安定した波面計測は可能になった。
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