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2019 年度 研究成果報告書

四量化反応による自発的有機pn接合ナノロッド形成と有機薄膜太陽電池の高効率化

研究課題

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研究課題/領域番号 16K05003
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用物理学一般
研究機関神戸大学

研究代表者

小柴 康子  神戸大学, 工学研究科, 助手 (70243326)

研究分担者 石田 謙司  神戸大学, 工学研究科, 教授 (20303860)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード有機半導体 / ナノロッド / pn接合 / 化学気相成長法 / 真空蒸着法 / 有機薄膜太陽電池
研究成果の概要

有機薄膜太陽電池の効率向上に向けて、p型有機半導体とn型有機半導体が接合したナノロッドの作製を目指した。有機半導体としてフタロシアニン(Pc)化合物に注目し、p型のPcナノロッドを実装した有機薄膜太陽電池では、通常の構造と比較してエネルギー変換効率が向上した。化学気相成長法によりp型のPc薄膜上にn型のPcのロッドを作製することを試みた。薄膜作製条件(基板温度、基板の表面エネルギー)を詳細に検討することにより真空蒸着法で基板に垂直方向に成長する直径数10ナノメートル(nm)のpn接合ナノロッドを作製することができた。

自由記述の分野

物質物理化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

再生可能エネルギーに対する関心は高まり様々な研究が行われている。本研究では、光電変換材料として有機半導体を用い有機半導体薄膜構造に注目して研究を行った。真空蒸着法を用いて、基板温度と基板の表面エネルギーを最適化することで基板と垂直方向に直径数10nmのサイズの有機半導体のナノロッドを作製することができた。このサイズとナノロッドの成長方向は有機半導体を用いた有機薄膜太陽電池の光電変換効率向上に有利であると考えられ、有機薄膜太陽電池の効率向上に繋がる成果を得ることができた。

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公開日: 2021-02-19  

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