研究課題
前年度までに可視光の検出するための光学系・検出器系の開発、転換可視蛍光検出のためのシステム構築、そのシステムを用いた可視蛍光基板の特性評価等を行い、転換可視蛍光収量を用いた新しい透過軟X線吸収分光が目的通りに可能であることが実証できたので、昨年度は実試料の測定を開始した。特にLiイオン電池正極材料の薄膜試料などを、共同研究者からの提供を受けて測定を実施した。目的通りに、薄膜内部からの電子状態の情報が得られていることが確認でき、また同時に表面敏感な試料電流法による測定を行って比較することで、試料の内部と表面における電子状態の違いを明らかにすることができ、電池動作に関与するような興味深い知見が得られた。LiNi0.8Co0.2O2というLiイオン電池正極薄膜における実験結果がJournal of Power Sourcesに掲載された。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 3件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 図書 (2件)
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