研究課題
基盤研究(C)
研究代表者は非可換代数幾何学の専門家であり、特に非可換射影空間の斉次座標環であるAS-regular代数のホモロジー代数的性質の研究と分類問題、また非可換射影曲面の重要な研究対象である非可換線織曲面の幾何学的性質の研究と分類問題とを主要な研究目標として研究してきました。本研究課題では代数幾何学や多元環の表現論の手法を駆使して、3次元AS-regular代数の分類問題、非可換射影空間の圏論的特徴づけ、非可換超曲面や非可換線織曲面の分類問題などに取り組み、大きな成果を上げました。
非可換代数幾何学
非可換代数多様体の分類問題は、非可換代数幾何学の分野創設当初からの重要な研究課題であり、特に非可換射影空間や非可換射影曲面の分類問題は、現在にいたるまで欧米を中心として活発に研究されています。そのような状況の中この研究課題の成果はこれらの分類問題を大きく進展させたという意味で、学術的意義は大変高いものと考えられます。