研究課題
基盤研究(C)
正規型の非線形偏微分方程式に対するcoupling方程式の研究では、適用範囲を拡大し、可解性、変換とその合成、貼り合わせを議論した。Briot-Bouquet型偏微分方程式に対するcoupling方程式の研究では、適用範囲を拡大し、対角埋め込み法を導入した。ただし、coupling変換の表象解析についてはほとんど進展がなかった。さらに連続準同型の問題や一般化平均値作用素の問題の研究、周期性をもつ境界値問題の代数解析的な研究を行った。
代数解析学
複素領域の非線形偏微分方程式の典型的なクラスである正規型およびBriot-Bouquet型の方程式に対するcoupling理論を拡張し、適用範囲を広げた。これはcoupling理論に関数解析的な視点と写像としての実体を与えるものであり、高い学術的意義を持つものである。