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2021 年度 実績報告書

くりこみ群によるフラクタル上の非マルコフ過程の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16K05210
研究機関東京都立大学

研究代表者

服部 久美子  東京都立大学, 理学研究科, 教授 (80231520)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワードループ・イレーズド・ランダムウォーク / フラクタル / ランダム・フラクタル / 非マルコフ過程 / 連続極限 / 変位の指数
研究実績の概要

フラクタル空間上の非マルコフ確率過程の研究を行っている。
これまでに、おもにシェルピンスキー・ガスケットと呼ばれるフラクタル上で、自己回避ウォーク、自己反発ウォーク、ループ・イレーズド・ランダムウォークなどを扱ってきた。特にループ・イレーズド・ランダムウォークは、単純ランダムウォークからできた順にループを消して得られる非マルコフ過程であるが、このウォークをフラクタルに適した形で構成する方法を考案し、連続極限、無限に長いウォークの構成などを行ってきた。
2021年度は、大学院生との共同研究で、フラクタルの方をランダム化し、その上でループ・イレーズド・ランダムウォークを構成した。さらに、その連続極限が存在することを証明し、極限の確率過程が自己回避的であることを証明した。ここまでを論文にまとめてあるので投稿可能だが、もう一つ定理を追加したいと努力中である。2022年3月の数学会で大学院生が今得ている結果を発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ランダム枝分かれコッホ曲線上でのLoop消しランダムウォーク2022

    • 著者名/発表者名
      黒澤哲生
    • 学会等名
      日本数学会

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公開日: 2022-12-28  

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