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2020 年度 実施状況報告書

球面タイリングの対称性と変形

研究課題

研究課題/領域番号 16K05247
研究機関東北大学

研究代表者

赤間 陽二  東北大学, 理学研究科, 准教授 (30272454)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワード曲率 / 合同な等辺5角形による球面タイリング
研究実績の概要

復旦大学のBobo HUA教授, Lili Wang博士, Yanhui Su, 復旦大学の学生のZhangらともに,
Forman曲率が至るところ正である, (射影)平面上のグラフを全列挙し, そのような111個の平面グラフと2個のそのような射影平面的グラフを調べた. コーナー曲率が至る所正のグラフを全列挙し, そのような23個の平面グラフと2個の射影平面グラフを調べた. また, 平面グラフの辺の集合にWoessは曲率を導入したが, 平面グラフの双対を取る操作に関して安定である. 我々は, この曲率(Ψ曲率と呼ぶことにする)が至る所非負である無限グラフの集合の幾何的・組み合わせ論的性質を調べた. 特に, discharging methodと呼ばれるグラフ理論の基本的な手法(4色定理などを証明するのに用いられた)により, そのような無限グラフにおいて, k=3,4,6以外の価数の頂点と面の個数が有限であることを証明した. 主結果として, 8以上の価数の頂点の個数と8以上の価数の面のp個数の和が高々1であることを証明した. この内容は雑誌にアクセプトされAdvance in Mathematics にて出版予定である. また, 香港科学技術大学のMin YAN教授とEric Wangとともに, 合同な等辺5角形による球面タイリングの分類を完成させた. pentagonal subdivision tiling, earth map tiling, earth map tilingのflip修正である。 その内容はTilings of sphere by congruent pentagons III: Edge combination a5 として雑誌にアクセプトされAdvance in Mathematics にて出版予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

抽象的になってもより概念的なアプローチにてわかりやすい研究に発展させる必要がある.

今後の研究の推進方策

Isohedrality-conjectureを解いて論文を出版する.

次年度使用額が生じた理由

次年度に海外交流を行うため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] 復旦大学/香港科学技術大学(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      復旦大学/香港科学技術大学
  • [備考] http://www.math.tohoku.ac.jp/~akama/stcq

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公開日: 2021-12-27  

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