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2019 年度 研究成果報告書

クエーサー吸収線系から探る原始銀河と周辺域の環境

研究課題

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研究課題/領域番号 16K05299
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関東京理科大学

研究代表者

大越 克也  東京理科大学, 基礎工学部教養(長万部), 准教授 (50453832)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードクエーサー吸収線系 / 銀河形成 / 銀河間物質
研究成果の概要

我々の住む銀河系はどのように生まれ、進化してきたのだろうか? 銀河内では、星内部で重元素は作られ、超新星爆発等により銀河外の銀河間空間へガスが運ばれ、その後、ガスが冷えて再び銀河内に流入する、という銀河内外で物質循環を繰り返す。本研究では、銀河周辺域ガスをクエーサーという天体のスペクトルを利用して考察した。その結果、銀河周辺域ガスは、中性水素と金属の空間分布に強い相関があり、銀河周辺域に広く分布している。また、高い中性水素密度を示す周辺域ガスをもつ銀河は典型的な銀河より低い星形成率をもつことが判明した。

自由記述の分野

天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

天文学では、我々の住む銀河系が、いつ誕生し、どのように進化をして現在の姿になっているかを解明することが重要な問いである。宇宙には、銀河系と似た銀河が数多く存在し、現代の大型望遠鏡によって、宇宙初期に遡って銀河の進化過程を詳細に観測できるようになった。本研究では、すばる望遠鏡などの大型望遠鏡を駆使して、原始銀河の周辺域ガスの物理的・化学的特性を調べることにより、銀河がどのように進化してきたのかという問いに対して有益な示唆を与えることができた。

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公開日: 2021-02-19  

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