成層圏に電波望遠鏡を気球で打ち上げ世界初の成層圏電波干渉計を実現する。このミッションは大気の影響を受けない新たな天文学研究のサイトを切り拓き、ブラックホールシャドウの直接撮像を目指す将来のサブミリ波/テラヘルツ帯干渉計を見据える。 本研究は電波干渉計に必要な技術課題の中でフライト実証が必要な技術課題を克服するために世界で初めての成層圏気球VLBI観測を行う。本研究において国内の放球場で3度のフライトに挑戦したが、3回とも気象条件のためフライトはかなわなかった。しかしながらこの間地上試験を実施し、技術検証は進んだ。ゴンドラは放球場で待機状態であり、今後のフライトに備えている。
|