スイスのジュネーブ郊外に建設され、2008年より稼働したCERNのLHC(Large Hadron Collider)において、2012年にヒッグス粒子が発見された。この発見により、素粒子物理学の標準理論の正しさが最終的に確認され、2013年にヒッグスとアングレールはノーベル物理学賞を受賞した。その後、ヒッグス粒子以外の新素粒子は発見されず、電弱エネルギースケールに標準理論があって、プランクエネルギーにおいて量子重力理論が支配的になるという物理的なシナリオが優勢になってきている。我々は、共形不変性を指導原理をして、共形不変な量子重力理論を構成し、その物理的な性質を詳細に調べた。
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