研究実績の概要 |
陽子標的からのπΔ生成反応に関しては、γp -> π-Δ++ 反応データの微分断面積とフォトンビーム非対称度の最終結果を出し、2018年1月24日にPhysical Review Letters 誌に論文を投稿して、4月2日に出版を認められ、5月初めに出版予定である。H. Kohri et al. (LEPS collaboration) Physical Review Letters (2018)。 同じくγp -> π+n 反応データに関しては、微分断面積とフォトンビーム非対称度の最終結果を出し、2018年1月22日にPhysical Review C 誌に出版して結果発表を行った。H. Kohri et al. (LEPS collaboration) Physical Review C 97, 015205 (2018)。 また、指導している台湾国立中央大学の学生S.H. Shiu 君と一緒にデータ解析を行っていた γp -> K+Λ, K+Σ0 反応データも最終結果を出し、2018年1月31日にPhysical Review C 誌に出版発表した。S.H. Shiu, H. Kohri et al. (LEPS collaboration) Physical Review C 97, 015208 (2018)。 2017年8月22日に、アメリカ サウスキャロライナ州立大学で行われたNSTAR2017国際会議において、π-Δ++、π+Δ0 反応の最終結果の発表を行った。また、2017年9月28日に、スペイン サラマンカ大学で行われた、HADRON2017国際会議においても、π-Δ++、π+Δ0 反応の最終結果の発表を行った。 中性子標的からのπΔ生成反応に関しては、実験データ収集が予定よりも遅れている問題があるが、今年度はそれを補って余りある物理結果を出すことができた。
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