研究課題/領域番号 |
16K05411
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
STANO PETER 国立研究開発法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, 上級研究員 (10722746)
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研究協力者 |
Zumbühl Dominik University of Basel, Prof.
Gendiar Andrej Slovak Academy of Sciences, Institute of Physics, Dr.
RIKEN Daniel Loss , Prof.
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | spin-orbit coupling / decoherence / quantum dot / spin qubit / nuclear spins |
研究成果の概要 |
本研究では半導体量子ドットデバイスにおけるスピン軌道相互作用を評価するための手法についての研究を行ってきた。この手法では、スピン緩和レートの外部磁場、および結晶方位に対する試料の向きについての異方性を活用する。私たちはこの手法について開発を行い、また強磁場を用いて、量子ドットの詳細を明らかにした。またこれらの結果について、Physical Review LettersやNature Communicationsなどの国際誌で発表した。
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自由記述の分野 |
physics / condensed matter theory
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的重要性は、半導体量子ドットにおけるスピン軌道相互作用について新しい評価手法を開発、実証したことである。これにより従来は不可能と思われてきた情報を推測することが可能となった。例えば、固体中に閉じ込められた単一電子の波動関数に関する情報である。この新しい手法を用いて、ライフタイムの長い量子ビットや、操作時間の短い量子ビット等、優れた特性を持つ半導体量子ビットの設計と作製を行うことができる。
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