R5T6Sn18型の化合物について以下の結果を得た。Y5Co6Sn18はBCS超伝導、Lu5Co6Sn18とLu5Ir6Sn18は、異方的超伝導ギャップをもつ超伝導であることを明らかにした。一次相転移が期待されるCe2PdIn8の育成を行ったが、包晶反応により不純物のCeIn3が同時に合成され、単一相のCe2PdIn8を切り出すことはできず断念した。LaIrSiとLaRhSiは超伝導が報告されていたが、良質の試料は超伝導にはならないことを明らかにした。CeIrSiは非磁性と報告されていたが、良質な試料は強磁性転移、良質でない試料は常磁性を示すことを示した。
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