研究成果の概要 |
本申請課題では,第一原理計算を用いた超伝導物質の超伝導転移温度評価を目的として,マクミラン方程式を数値的に解くプログラムを開発し,現実物質の転移温度評価を行った。また,実験研究者と協力して,銅酸化物,Nb, Ta, V, NdNiO2, などの代表的な物質について調べた。このプログラム作成の中で開発したフォノン分散曲線の評価プログラムについても単独で利用し,スピン軌道相互作用系 Ca5Ir3O12 などのイリジウム酸化物のフォノン物性について研究を行った。開発プログラムは,汎用性ソフトウェア RESPACK としてまとめられ公開された。
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