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2018 年度 研究成果報告書

三波川エクロジャイトを形成したYo-Yoテクトニクスの研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K05577
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 地質学
研究機関島根大学

研究代表者

高須 晃  島根大学, 総合理工学研究科, 名誉教授 (00183848)

研究分担者 亀井 淳志  島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 教授 (60379691)
遠藤 俊祐  島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (60738326)
研究協力者 KABIR Md. Fazle  
蔵谷 樹  
真鍋 暢  
田嶋 大隆  
山田 雄大  
KASYMBEKOV Adil  
JAVKHLAN Otgonkuu  
OROZBAEV Rustam  
TOGONBAEVA Asel  
NEUBAUER Franz  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードエクロジャイト / 青色片岩 / P-T経路 / シュードセクション / 三波川変成帯 / 三郡変成帯 / キルギス / 中国
研究成果の概要

三波川変成帯のエクロジャイトには,①高温型変成作用イベント,②2回のエクロジャイト相変成作用イベント,そして③藍閃石片岩相-緑れん石角閃岩相変成作用イベントの4回の変成イベントが認められる.これらの変成作用はサブダクション帯において複数回の沈み込みと上昇のサイクルを繰り返したこと(Yo-yoテクトニクス)によって説明できる.原岩の沈み込み開始時期,地表への上昇の時期の違いにより①~③のうちの一部のみの変成作用を受けている.西南日本内帯の三郡変成帯(蓮華帯),キルギス北部天山,モンゴルレイク帯のエクロジャイトを伴う高圧型変成帯においてもYo-Yoテクトニクスが認められた.

自由記述の分野

変成地質学

研究成果の学術的意義や社会的意義

三波川変成帯のエクロジャイト,三郡変成帯(蓮華帯)のエクロジャイト,またキルギス,モンゴルのエクロジャイトをともなう高圧型変成帯において複数回の沈み込み-上昇のサイクルを繰り返していることが明らかになった.三波川帯のエクロジャイトのYo-Yoテクトニクスは高速の高角斜め沈み込み(highly oblique subuduction)に伴って引きおこされた.各地の高圧型変成帯のエクロジャイト岩体の上昇-沈み込みについても高角斜め沈み込みが原因している可能性を提起した.

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公開日: 2020-03-30  

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