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2021 年度 実施状況報告書

付加体の終焉と再生のアルゴリズム

研究課題

研究課題/領域番号 16K05579
研究機関山口大学

研究代表者

脇田 浩二  山口大学, 地域未来創生センター, 教授(特命) (80358366)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワード付加体 / 秋吉帯 / 逆転構造 / ペルム系 / 石灰岩
研究実績の概要

本年度は、日本地質学会第128年学術大会名古屋大会において、「秋吉石灰岩周辺のペルム紀付加体の地質構造と付加モデル」というタイトルで口頭発表を実施した。そのほか、秋吉帯の別府層において逆転層を再調査するとともに、別府層を不整合に覆う美祢層群において、チャート角礫岩を発見した。このチャート角礫岩は、別府層からもたらされたものと推定され、別府層のチャートの直上に分布し、両者は不整合関係にあると推定される。しかしながら、明瞭な接触関係は、露頭では確認できなかった。共同研究者と、秋吉帯大田層群において、放散虫化石によって地質年代が確定したチャートに隣接する砂岩層において、地質年代の検討を開始した。また、付加体と変成岩上昇の関係について検討するための、文献調査を開始した。また、研究のアウトリーチをすすめるため、山口県内の2つのジオパーク「Mine秋吉台ジオパーク」および「萩ジオパーク」において、付加体や関連するマグマ活動についての普及テキストの準備を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍の発生によって、野外調査を実施するための出張が困難な時期が続いたため。

今後の研究の推進方策

2022年度を最終年度として、最終とりまとめを実施するとともに、研究発表や論文作成を行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍で、学会発表しかできなかったため。学会発表もWeb発表だったため、交通・宿泊費も利用できなかった。2022年度は、学会ないし研究集会において成果を発表するための旅費及び研究集会参加費への使用を予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 秋吉石灰岩周辺のペルム紀付加体の地質構造と付加モデル2021

    • 著者名/発表者名
      脇田浩二・辻 智大・亀高正男
    • 学会等名
      日本地質学会第128年学術大会名古屋大会

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公開日: 2022-12-28  

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