金属平板導波路にプラスチックチューブを挟んだ系に対して、テラヘルツ波透過特性を明らかにし、微量液体流路をカップルさせたテラヘルツ分光法の開発に一歩前進した。特に、分光実験から得られた知見と合わせて、有限要素法と用いたシミュレーション実験からの治験を組み合わせることで、減衰ピーク共鳴を利用することが可能であることを明らかにした。 ヒト成人ヘモグロビン(Hb A)の酸素親和性制御に起因するタンパク質主鎖のゆらぎに関して、Hb Aの協同的酸素結合機能発現における遠赤外領域振動の差異の実験的検証を行い、脱酸素形と酸素形のテラヘルツ領域における主鎖のゆらぎの差異を検討した。
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