研究課題
基盤研究(C)
直接シミュレーション法を用い、非線形界面動電現象の基礎及びその設計基盤を確立することができた。特に、1)位相ずれや濃度問題など非線形界面動電現象(NEKP)の基本問題を解明できた。2)非線形界面動電現象の基礎解明と関連する“拡散イオン系の基本問題”を解明できた。3)電極反応と関係する電流モードによる非線形界面動電現象の発生を予測できた。【論文掲載実績:Physical Review E誌2本、JFM誌1本、他11本(合計14本)】
化学
非線形界面動電現象の主要な問題への理解が進み、マイクロ流体技術に応用し小型血液診断システムや小型遺伝子診断システム等へ発展させるための準備が整った。具体的には、1)標準理論からずれる主因がわかり応用デバイスを理論設計できる道が開かれた。2)前提となる拡散イオン系の基礎問題の理解が進み、技術の全体像の理解が進んだ。3)電極反応がある場合の電流モードによる現象について理解が進み、新たな動作モードによる応用デバイスへの道が開かれた。