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2018 年度 研究成果報告書

炭素-炭素結合形成を鍵反応とするグラフェン型分子の合成法開拓と分子素子開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K05709
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 有機化学
研究機関福岡大学

研究代表者

長洞 記嘉  福岡大学, 理学部, 助教 (30402928)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード典型元素 / 芳香族化合物 / 硫黄 / セレン / リン
研究成果の概要

炭素-炭素結合形成反応を利用したグラフェン型分子の簡便・迅速・大量合成法を開発した。この手法は終端構造が明確なグラフェン型分子の合成を可能にしており、従来の製造法と比較して、優れた方法である。さらに、これらの分子内に典型元素を導入することにも成功し、含リン芳香族類もしくはセレン原子を含むカチオン性芳香族類の合成を行うことができた。特に、セレン原子を含む芳香族化合物では環電流の存在が確認され、これまでに報告された芳香族類よりも小さなバンドギャップを有することも明らかになった。

自由記述の分野

有機典型元素化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

新規グラフェン型分子および典型元素を含む芳香族化合物の新規合成法の開発に成功した。環骨格内に硫黄、セレンもしくはリン原子を含むパイ共役化合物に芳香族性が発現することを見出し、報告族性の定義を拡張するための有用な指針を与えることができた。

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公開日: 2020-03-30  

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