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2018 年度 研究成果報告書

神経細胞を標的とした分子プローブの、超分子化学的開発アプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 16K05740
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 機能物性化学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

大庭 亨  宇都宮大学, 工学部, 教授 (30291793)

研究協力者 中井 淳一  埼玉大学, 脳抹消科学研究センター, 教授
大倉 正道  埼玉大学, 脳抹消科学研究センター, 准教授
若森 実  東北大学, 歯学部, 教授
吉田 卓史  東北大学, 歯学部, 助教
舛谷 匠登  , 大学院生
宮田 航太  , 大学院生
坂口 諒  , 大学院生
見留 隆浩  , 大学院生
岩上 梨乃  , 大学院生
篠塚 涼  , 大学院生
安重 伸太郎  , 大学院生
棚沢 公貴  , 大学院生
成田 愛理  , 大学院生
吉澤 由香  , 大学院生
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード蛍光プローブ / 膜電位 / 神経細胞 / イメージング / 超分子 / ケミカルバイオロジー
研究成果の概要

精神疾患や認知症の克服に資するため、神経回路研究用の高感度な低分子プローブを開発することを目的とした。種々の新規なキノリルピロール類を合成し,電位応答を測定したところ,このうちの一つが117 mVの膜電位変化に伴って蛍光強度が6.8倍ほど増大させることがわかった。この色素はHEK293細胞やマウスNeuro2A細胞での検討も行った。以上の成果は学協会誌論文および学会等で発表した。

自由記述の分野

生物有機化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により,新たな高感度膜電位感受性色素を開発する基礎ができたことは,神経回路の解析研究の進展を通して,将来の精神疾患や認知症、神経疾患の克服に資すると期待される。また,合成したキノリルピロール類の蛍光特性の解析により,これらが強いソルバトクロミズムを示すことを明らかにできた。このことは今後,高感度な膜電位感受性色素の分子設計指針の確立に利用していく予定である。さらに本研究は,蛋白質中のヒスチジン残基に選択的に反応するリンカー分子を見出した。この分子は神経細胞標的型プローブの開発だけでなく,様々な生体関連分子の開発に利用できると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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