研究成果の概要 |
本研究はヘミアセタールエステル骨格,あるいはその前駆体を有する環状モノマーの重合により分解性を有するポリエステルを合成することを目的とする.環状アクリルモノマー (2,6-dimethyl-5-methylene-1,3-dioxan-4-one; DMDO)はアセトアルデヒドを脱離しながら開環重合し,分解性を有するポリ共役エステルを与えた.環状ビニルエステル(2-methylene-4H-benzo[d][1,3]dioxin-4-one; MBDO)は,ヘミアセタールエステル骨格を生成しながらラジカル重合した.そのポリマーは酸加水分解によりモノマー原料を再生した.
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