芳香族テトラカルボン酸ジエステルと芳香族ジアミンを、エチレングリコール(EG)中ポリビニルピロリドン(PVP)を分散安定剤に用いて100-197℃で重合して全芳香族ポリイミド粒子を合成した。モノマーに屈曲性のあるヘキサフルオロイソピリデンジフタル酸ジエステルを用いると粒径分布の狭い粒子を得ることができた。分散安定剤の分子量や添加量を変えることで、粒径を制御できることが分かった。 一方、モノマーを剛直なピロメリット酸ジエステルにすると、EGとN-メチルピロリドンの混合溶媒中で分散した粒子を得ることができた。特に100-120℃と低温で重合すると平板状と特殊な形状の粒子を得ることができた。
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