革新型一体化再生型燃料電池の実現に向けて、チタン酸窒化物担持活性炭(TiOxNy/AC)の作製と水素発生反応と酸素還元反応への触媒活性を調べた。活性炭に酸化チタンを担持し、それをアンモニア中で熱処理することによってTiOxNy/ACを作製した。そのTiOxNyの粒径は100nm以下であった。TiOxNy/ACの水素生成反応の調査では過電圧0.1 Vで水素が生成することを世界で初めて見出し、酸素還元反応の調査ではその反応開始電位が0.7V以上であることも明らかにした。そして、革新型一体化再生型燃料電池の試作を行って、原理確認を行った。
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