研究成果の概要 |
本研究では,減圧機能を有する非接触シール機構(スパイラル溝粘性ポンプと動圧軸受を組みあわせた非接触粘性ポンプ)で,モータ回転子の周囲圧力を減圧することによる風損低減法を提案した.そしてまずハウジング内に設置する減圧機構を用いてその有効性を検証し,15,000 rpmの回転数にて0.3気圧程度の減圧が可能であることを示した.さらに,従来の研究で提案した構造を発展させ,減圧機能を有する非接触シール機構をモータ外部に設置可能な新規構造を提案し,その減圧特性について検討を行った。結果として回転数25,000 rpm,シールすきま16 umにおいて0.3気圧以上の減圧を確認し、その有効性を示した。
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