動的な乱流発生装置を装着した拡散実験用風洞を使用し,一様準等方性乱流場においてトレーサ粒子を放出することで蛇行プルームの拡散現象(近距離拡散現象)を再現した.このときの蛇行プルームの瞬間的な挙動(プルーム内部の濃度特性,蛇行の大きさ)の評価は,流れと直角な方向からプルーム断面にレーザ光線を照射し,線状に可視化されるプルームをプルームのスパン方向からラインスキャンカメラにて連続的に撮像し,その輝度変化から濃度データを抽出することで行った.全拡散と相対拡散(プルーム内部の拡散)について濃度特性の一つである間欠率を分離評価し,下流方向への変化や蛇行拡散との関連性について明らかにすることができた.
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