研究成果の概要 |
大久保らは,人工霜の生成・成長を防止または抑制することを目的とし,(1)冷却面表面に微細加工を施し,凹凸面の凹部(溝部)の着霜を抑制し,凸部表面から霜結晶を生成・成長させる方法,(2)冷却面表面上または温度境界層内に微小担体を設置し,冷却面表面での霜結晶の生成を抑制するとともに,微小担体上に霜結晶を生成・成長させる方法を提案している. 本研究では,(1)および(2)の方法に関する基礎的研究を行い,着霜曲線の領域I,II(-75℃≦tw<0℃,tw:冷却面表面温度)における着霜の低減化に関する検討を行った.結果として,熱移動を低下させることなく,冷却面表面への物質移動を低減することを実現した.
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