本研究では,ディスク型セルフベアリングモータに円筒型の磁気回路を加えて単極磁界を発生させることで,ロータの軸方向位置とモータトルクに加えて,ラジアル方向位置と傾きを制御するセルフベアリングモータの開発に取り組んだ。 まず従来の試験装置の構造と制御方式を改善し,従来よりも安定した浮上回転制御を実現した。そしてロータの片側のみにステータを配置したモータの設計と製作を行った。さらに電磁力解析によってラジアル方向の軸受力の発生原理を明らかにし,さらに4極以上のロータに対して,1組のロータとステータのみでラジアル方向力と傾きトルクが制御可能であることを示した。
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