学術的には,まず停電作業系統をどのように策定するかという問題を数学的に定式化した。作業中に需要家が停電せずかつ安定運用に支障がないように制約をかけ,万一の場合でも停電量を最小とするよう目的関数に設定した。面的に広がるPVについては天候区分を吟味してエリアを設定し,天候によらず上記の制約が満たされるように定式化を拡張した。また,その問題を解くための効率的な解法アルゴリズムを開発,典型的な例題系統において効果があることも確認した。社会的には,実際の系統に対する効率的な求解法が確立されれば実業務にも適用でき,大変意義深いと考える。
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