JT-60SAはITERの早期実現のためのプロジェクトである。JT-60SAの超伝導マグネットシステムは18個のトロイダル磁場コイル、4つの電気的に独立したセントラルソレノイド、及び6つの並行磁場コイルから構成されている。隣接するコイルから様々な磁界が印加され,この磁界が時間変化し超伝導コイルに共振現象や交流損失が発生する。これらの要因を把握することによりコイルのプラズマ運転に役立てることを目的とした。以下に結果を示す。(1)CS内共振特性解析では共振特性により最大電圧値が設計値を超えないことを示した。(2)CSモデルコイルの冷却安定性解析では,実験値と解析値が一致して解析の妥当性を示した。
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