研究を通じて、「1.高導電性DWCNT線の生成実験」「2.CNT線の高導電化」「3.メカニズム解明」の3つのテーマを実施した。 合成実験では、サンプル試作を進め、2次処理の検討も同時に進めたが、CNT撚り線の抵抗率は1×10-5乗 Ω*cmオーダーであった。構造的にも電気特性的にも、ばらつきを保有している。バルクとしての電気伝導度、SEM観察とTEM観察による形状確認、ラマン分光、XPSによる構造確認を行い、2次処理前後の生成CNTを評価した。 学会発表では関係者から研究内容に興味を持って頂き、新たな視点を取り入れ繋がりを続けている。サンプルCNT線の導電特性の機構を検討し、研究を継続していく。
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