導電性高分子を用いてイオンの伝達が出来るシステムあるいはデバイスを構築する方法を考察し、イオンとして神経伝達物質も可能なことを示した。これは化学物質が電気信号により一次回路の導電性高分子から放出され、二次側回路の導電性高分子に注入されるシステムで、これにより二次側導電性高分子の物理的特性が変化するので、これは電気-化学-電気信号変化が出来ることを示唆し、神経伝達物質を伝達できる人工シナプスが構築可能なことも示せた。 この手法は、電子だけでなくイオンも制御することができ,次世代エレクトロニクス技術(有機イオントロニクス)として重要な位置を占めると期待される。
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