研究課題
2021年度から2022年度までの研究成果をまとめて次の2件の論文を発表した。各論文の概要を示す。(1) 多重波長ループバック型AWG-STARネットワークを対象とした波長割当管理アプリケーション:管理者が所望する波長パスルートからAWG-STARネットワークで使用されている光スイッチ(OSW)の内部状態を行列表現を用いて計算する新規手法を提案した。さらに、提案手法に基いたアプリケーションを実際に作成した。提案手法は、複雑なAWG-STARネットワークの波長パストポロジーの設計と波長パスの動的変更の際の管理者負担の軽減に有効である。提案手法の有効性を確認するために具体的なAWG-STARネットワークを対象とした計算結果を示した。(2) センサデバイスプラットフォームネットワークを対象としたシングルボードコンピュータを用いる低コストネットワーク制御システム:ネットワーク仮想化技術(Software-Defined Networking:SDN)によるネットワークの集中管理を低コストで実現する方法として、安価なシングルボードコンピュータ(Raspberry Pi)を使用してSDN制御コマンドをベンダー固有の制御コマンドに変換するシステムを提案した。実験ネットワークで提案システムの動作確認した結果、問題なく動作しておりその有効性を確認できた。管理可能なセンサデバイスやネットワーク装置の台数については今後解決である。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
International Journal of Innovative Computing, Information and Control
巻: 18 ページ: 591-605
10.24507/ijicic.18.02.591
巻: 18 ページ: 755-767
10.24507/ijicic.18.03.755