現在,デジタルサイネージは最も社会で注目されている技術の一つである.これに可視光イメージセンサ通信を適用することで,視覚情報に加え,データ情報伝送機能を付加することは,新たな広告手段を提供することができる.このため,システム創成という観点から社会への貢献が大きい. デジタルサイネージの本来の機能である視覚情報を阻害しないようにデータ情報を伝送するために,本提案方式では色の視覚特性を利用している.さらに,時刻同期ずれの課題に対しイメージセンサを用いることにより生じる新たな特徴であるローリングシャッタ方式に着目している.これらの点に本研究の大きな特色があり,学術的独創性がある.
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