2020年に導入が予定されている第五世代移動通信(5G)で期待される更なる高速・大容量化を低コストで実現するため,小型基地局を多数配置して基地局密度を増大するスモールセル構成,及びミリ波等の高周波数帯を用いることによる周波数帯域幅拡大によって無線リソース量を増大することが重要である.本研究では,スモールセル構成,高周波数帯の使用による効果を最大限得ることを目的として,公平性を保ちつつ,スループットを増大可能なProportional Fairness規範に基づく無線リソース選択法を導出し,様々な環境を模擬した計算機シミュレーションによってその効果を確認した.
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