LED照明を送信機,スマートフォン内蔵カメラ等を受信機とするダウンリンクと,スマートフォンの液晶ディスプレイ等を送信機,室内カメラを受信機とするアップリンクを用いた室内双方向マルチアクセス可視光通信の高速化を実現した. ダウンリンクは,受信シンボルの周期パターンを利用した非同期通信,2眼ローリングシャッターカメラによるアンサンブル平均,空間輝度分布によるしきい値判定法を開発した.LEDアレイとスマートフォン内蔵カメラを用いて156kシンボル/秒を達成した. 一方,アップリンクは空間多重技術を用いて高速化を行った.空間シンボル間干渉を考慮した適応閾値処理により,168.75kシンボル/秒を達成した.
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