(1)狭い配光角を持つ調光・調色LED照明を数多く天井に配置し、それによって隣接する執務者が大きく異なる選好照度や選好色温度を要求した場合でも、実現できる照度や色温度の誤差はどの程度まで減少させることができるのかを明らかにする。また、照明の配光角と天井に設置する間隔の最適な設置パターンを明らかにした。 (2)オフィスで執務者が選好する照度と色温度の範囲を被検者実験により求める。これである程度の広さを持つ範囲が分かれば、隣接する執務者が互いに満足できる実現照度と実現色温度を提供できる新たな最適化アルゴリズムを構築する。また、被検者実験で選好照度と選好色温度の範囲を求めることは執務者に負担をかけるため、実用的な観点から、短時間で容易に各執務者の選好照度と選好色温度を求める方法を確立した。
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