維持管理工学での評価領域を拡大する点で学術的意義が高い.これまでは,レーザ等で計測する「点的評価」が主であった.これに対して,本研究は,プロジェクタを利用した「面的評価」を可能とするものである.「面的評価」の方が「点的評価」より一度に評価できる領域が広く,効率のよい評価を可能とする. 昨今,問題となっている橋梁の老朽化対策を支援する社会的意義を有している.老朽化による危険性が危惧されている橋梁は多く,その対策には高いマンパワーとコストが要求されている.本研究成果は,評価領域が従来より広く,これによってマンパワーとコストの軽減が期待できる.
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