現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究実績の概要で述べたように、当初研究計画には無かった「オープンナガヤスクール、通年化、オープンミーティング」という新しい試みを実施したことによって、41会場来場者3,244名という過去最大規模のオープンナガヤ大阪を開催することが出来、メディアミックスによる創造的な不動産情報の発信が、社会現象とまでいえるような効果をもたらすことが、実証された。 ちなみに、2011年以降2015年までの会場数の推移は、3,15,20,18,28であり、来場者数の推移は、33,約500,約700,約1100,1928であった。 これはイベントの成功に留まらず、今年度3棟5戸の長屋改修工事が竣工し、大阪市大モデルは10年間の累計で12棟26戸となり、市民が体感できるリアルな創造的不動産情報を着実に実現してきていると評価できる。 これらは、41会場にまで増えたオープンナガヤの実行委員と周辺の専門家、工務店、行政などの、ネットワークの力によるところが大きいが、特に不動産所有者(長屋の大家)が美しく安全で若者の入居をひきつける改修事例という、生の不動産情報に直接触れることにより、改修工事事業を決断し、その輪が広がりつつあるという点に、大きな社会的意義がある。
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