研究はプロセスと評価・解析の観点で行い一定の成果を挙げることができた。反応場の工夫による低温・短時間合成法の確立を行った。Li-(Ta,Nb)-Ti-O系蛍光体を主体に研究をし、0.35MPという常圧の3~4倍程度の圧力で、今までの合成時間に比べ1/6程度の時間で合成することに成功した。この新規プロセス技術は特許出願をし早期登録を行った。 結晶構造制御による母体設計と創成と機構解明を行った。P添加シリケート系蛍光体を主体に研究を行った。シリケートは結晶構造が多形存在し温度により結晶構造相転移を起こすため、このEuイオンの配位環境を相転移を利用して制御することができ、赤色~緑色の発色に成功した。
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