研究成果の概要 |
光音響・フォトルミネッセンス同時可視化技術を用いて,希土類フリーLED蛍光体を開発した。Bi付活酸化物蛍光体において,母体としてYやGdを含むMonoclinic構造を有する結晶(Y4Al2O9やGd4Al2O9)を用いることで,非発光中心や欠陥を生成させずに,母体中へのBiの高濃度付活が可能となり,結果的に強い発光を呈した。また,CaNb2O6:Bi蛍光体において,波長約455 nmをピークとする青から緑色にかけてのブロードな強い発光が得られた。さらに,CaNb2O6:Bi,Eu蛍光体からは,CIE色度座標(0.37,0.27)に相当する疑似白色を呈することが明らかとなった。
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